こんにちわ、リュンヌです。 今回は2020年秋に始まったリュンヌの香り製作についてのお話しです。 自由が制限された日々の中、五感を開放して旅に連れ出してくれる香りを作れたら? という想いではじまったプロジェクト。 扉を開けてくれるような 大きな羽根を与えてくれるような 身体のずぅっと奥で時間とか空間とかを飛び越えて旅するような 風にのって届くような そしてその風にのって旅に出かけられたら。。。
森と光(Photo by me)
そして、友人の精油療法士のMちゃんに相談。 香り、アロマに詳しくない私は表現することはとても難しく、**ような、ばかり(笑) このような抽象的なオーダーに何種類もの調合を提案していただき、アロマミストができました。 Mちゃんは香りそのものだけではなく、精油の持つそれぞれの力を引き出して調合。 その後、ミストからパフューム製作へ。 濃度や成分調整を何度も試す日々。 精油の調合はもちろんのこと、水の分量、アルコールの有無、ほんの少しのことで変化する香り。 テクスチャーについて打ち合わせを重ねて アロマ・パフューム、'JARDIN de L’UNE' が出来ました。
朝もやと小さな牧場(Photo by me)
次はこの香りを包むもの。 ボトル、ラベル、パッケージ。 ボトルはガラスにシダー(杉)のキャップに。ラベルは私の手書きに。 そして、パッケージ。 生地?紙? この香りに着せる服とは?(職業柄すぐに洋服の発想) ある週末に能登半島へ。 朝市には能登沖からの香箱が並び、山は紅葉が美しく、里山には冬が訪れようとしていました。 海、山を眺めてひたすらぼーっとする旅を満喫し、最終日に里山にある梳き和紙のアトリエでワークショップをやっている事を知り、ワクワクしてアトリエへ訪問。 3代続く能登二行和紙さん。 アトリエでは、美しい梳き和紙たちが1枚一枚丁寧に作られていて、杉皮和紙、野集紙、土入り紙、様々な作品を見せていただきました。 エトランジェな私にとって通りすがりですが、今まで見た事もない、美しい和紙たちにすっかり虜に。
能登二行和紙さんアトリエにて(Photo by me)
このようにしてリュンヌの香りが誕生し、 杉皮和紙に包まれてお届けすることとなりました。 皆さんがこの香りとともに、想像の旅に出かけていただけたら嬉しいです。
'JARDIN de L'UNE' (Photo by Masahiro Yamamoto)
Mariarome https://mariarome28.thebase.in/about 能登二行和紙 https://www.noto-nigyou-washi.com 成分はこちらからご覧いただけます https://boutique-l-une.stores.jp/items/6214cb9081dbb564ef40e646