CARNET de L'UNE
“Plissage et Fleur 2 (プリーツと花)”
2020/08/20
こんにちは、リュンヌです。

前回の続き・・・

スワッチ到着後早速1枚ずつ広げ、体に巻き付けていきます。

OK、綺麗な表情!
Qu'est ce que c'est beau!

う~ん。。。思っていたイメージと違う、でも、悪くない。
Ah bon... D'accord, Mais oui..Pour quoi pas,C'est pas mal...

えっ、あの生地がこうなったの?
C'est vrai? Mais non, Ah oui.

独り言をぶつぶつ。。。
この時はハラハラ、ドキドキ、ワクワク。失敗も数知れず。

テクスチャーそのものが美しい、と感じるときは潔く。余計な手はいれない、ハサミは極力少なく。そのような時は長方形のままドレスに。シンプルな美しさを引き出すために、丈、分量、フィニッション(始末)等は丁寧に、考えて、考えて。。。
スクエアカット・プリーツドレス
イメージ通りにならずヴィジョンがぼやけてくると、もんもんとする時間が始まります。

テクスチャーの美しさを生かしきれていない。もう一歩なんだけど、素敵じゃない。キュンとしない。。。

どこが違う???

そうなったら、テクスチャーと向き合います。工場に相談したり、納得するまでジタバタ。めでたく形となって世の中へ送り出せるモデルもあれば、アトリエで待機しているスワッチも沢山。
衿試作(2018)。ボデイのデザインが決まらずアトリエで温めている。
そして、プリーツがかかった新しいテクスチャーが話しかけてくる、というか、会話が始まる事もあります。予告なく、突然に、一瞬にして、妄想の旅が始まります。その旅は妄想ですから、好きなところへどこまでも連れて行ってくれます。

魔法の絨毯に乗ったような、ファルコン(白い龍)にまたがったような夢心地の時間。

ヴィジョンが見えた、さあ、次は技術者とサンプル製作へ。。。
プリーツ+ギャザーの試作。花に見えたパーツ。妄想の旅の始まり。